令和6年度福島県特別支援教育研究会 聴覚・言語障がい教育専門部研修会
7月24日(水)、今年度は宮城教育大学教職大学院 教授 菅井裕行氏をお招きし、研修会を実施しました。前半は福島校幼稚部の事例報告および本校小学部の自立活動における事例報告会を行いました。
・補聴器の常時装用が困難な幼児へのアプローチの仕方
・幼児児童生徒のやりとりの広がりへの支援のあり方
・コミュニケーションの方法が、個々に異なる集団での話し合い活動へのアプローチ
など、教職員の直面する課題について、ご助言をいただきました。
後半は『コミュニケーションの促進と形成に関わる支援のあり方』の演題で御講演をいただきました。
ろう重複障害教育に関する、菅井先生ご自身の実践ビデオを交えながらお話しいただきました。講演では、
・コミュニケーションにおける、大人と子どもの共有と共感の大事さ
・大人と子どもの信頼関係構築による、安心・安全な居場所づくりの重要さ
・子どもの自発行動を丁寧に読み取り、適切な支援をすることの重要さ
などについてお話いただき、我々の日々の教育実践の中で活かしていけるよう、各々の教職員が更に研鑽を重ねていければと考えております。