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第2回 まなびあいサロン「 楽しく子育て 」

9月18日(水)、本校卒業生の保護者である越前様を講師に迎え、「楽しく子育て」というテーマのもと第2回まなびあいサロンを行いました。
越前様には、聞こえない・聞こえにくいお子さんの子育てをする上で大切なことについて、御自身の経験をもとに以下のようなお話をしていただきました。
・目を合わせないことには何も伝わらない。子どもと目が合うまでのんびり待ち、目が合ったら話し始める。
・子どもは教えられたことは覚えにくい。自身の経験からも、言葉は教え込むものではなく、体験しながら、心で感じながら獲得していくものだと思っている。
 ・絵日記は子どもが気に入ったことなどを簡単に書けばよい。そして、それをもとにああだったね、こうだったね、と会話しながら、言葉を増やしていくきっかけにできたらと思う。
・子どもが気に入った絵本のごっこ遊びは、絵と言葉を結びつけるのに効果的。
・分からないと素直に言えない子は分かったふりをする子になり、そのまま大人になる。分からないことを成長のチャンスととらえ、一緒に調べて分かることを楽しむ。
・補聴器や人工内耳に頼りすぎず、本当に困っていることは何かを考えてほしい。
・子どもが社会人になったらどうなるかを常に頭に入れて接してほしい。社会に出て大切なことは、自分の困りごとの解決方法を伝える力「セルフアドボカシー」である。まずは、子どもが小さいうちから親が前向きに物事を考え工夫できるとよい。
 越前様には事前に参加者から寄せられた質問にもお答えいただき、温かく和やかな雰囲気の中で会を進めることができました。
 第3回まなびあいサロンは、10月23日(水)に本校卒業生であり本校教職員でもある鴫原氏を囲んでみんなで懇談します。どうぞご参加ください。